国際オリンピック委員会(IOC)がロシア、ベラルーシ両国選手のパリ五輪参加を個人の中立選手(AIN)として認めたことを受け、フェンシング男子フルーレの高円宮杯ワールドカップ(W杯)に参加したウクライナ選手が10日、「彼らが出てくるなら非常識だ」と異議を唱えた。

 同日の団体に出場したロスティスラフ・ヘルツィク選手が愛知県常滑市の会場で取材に応じた。IOCは侵攻を積極的に支持する選手、軍や治安当局の所属選手をAINの対象外とするとしているが「特にロシア勢は全員が軍と関係している」との見解を示した。